エーリヒ・ツァンの音楽より

リネ2の血盟仲間の中で、どんな本が好きかという会話があった。
その人はH・P・ラヴクラフトのクトールー神話を語ってくれたの
ですが、私もそれに連歌してみます。


H・P・ラヴクラフトの作品とであったのは
「GOD SAVE THE すげこまくん!Val2 永野のりこ(C)」
です。。。まー、どっちもアレな話なので割愛^^


んで、今回は所蔵のラヴクラフト全集Val2より、お気に入りの
作品を紹介します。


原書のタイトルは「The Music of Erich Zann (1921)」
和訳では、「エーリヒ・ツァンの音楽(創元推理文庫)宇野利泰訳」
とされています。ネットで検索した結果、別の方が訳して公開して
いるのを見つけました。ここ↓
http://www.asahi-net.or.jp/~YZ8H-TD/misc/ErichZannj.html
訳によって、作品のイメージは
かわるので、まだ読破していないのですが、近いうちに読んでみようかな。


おひまな方はどうぞ^^
ああ、そうそう、いい忘れてた。読書の折に、その作品の感想やイメージを
ページの余白に書く癖が昔あったのですが、面白いことが書いてあります。


1.「似たような書き出しで、ある町・店が思い出せない、という話を
どこかで読んだ。」


2.そして乱筆ななぐり書きではなく、私にしてはめずらしい丁寧な筆跡で
次のような感想が書いてあった。
「さながら幾千もの調べが悪夢からの目覚めのようにひびく。
かなしばりの時のメロディーのごとく。」


約10年の手記ですが、記憶とはおぼろげなものですねぇ。
1については、記憶の断片にはなにもありません。
かろうじて引っかかるのは、学校ちかくの図書館で読んだ、小説家の金井美恵子さんと誰かの
心理学・哲学の対談(?)で、金井さんが満月を見ると、子供のころ夜に親のおつかいで買い物
に行ったおり、坂道の上の方にまーるい満月がでていたのを思い出す、という話の関連で
ふと(急に)ある種の視覚情報・においから昔の体験を思い出すという話がされていた本が
あったのですが・・・そこにあったかなぅ・・・・と、書いてる本人にも収集がつかないや。
もし、本や映画で1のような作品があればおしえてください。


2については、強烈な印象があります。期末試験前日、居間で一夜漬けの勉強をしていた
のですが、つかれて仰向けになったところ、頭の上に逆さに死んだ祖父の遺影が
見えたのです。そのとき、意識がもうろうとなり、
映画「攻殻機動隊」のラストで天使の羽が舞い降りてくるときの音楽のような
カンジで、大勢の人々の声が頭の中にわいてきたのです。(半分寝てたw)
唯物論者を目指していた当時の自分は、その体験に恐怖した覚えがあります、、、
間違っても、あれは天国とかじゃなく、おぞましい悲鳴のような声でしたorz
っと、これに関連させてエーリヒ・ツァンの音楽のようだ、と思ったのでしょう。


まー、私の記憶の世界にようこそ!というところで、今日はここでオシマイ^^